こんにちはJ.C.です。
今回はお金のことを少し考えてみたいと思います。
皆さんなんかしらの仕事をこなしてお金をもらってますよね?
高い給料をもらってる人も、安い給料の人もいます。
また、自分たちがお金を使うときも、同じようなモノやサービスでも値段が随分と違います。
結局、お金というのは労働に対する対価ではなく、提供した価値にたいしての対価だからなんですね。
掘り下げてみましょう。
同じミネラル・ウォーターでも
街中の自販機で売られてる水。
わかりやすく100円で話をすすめます。
この100円の水、場所によっては値段が高いところもありますよね。
例えばちょっとしたハイキング・コースの終点、頂上にある自販機の水(飲み物)は高いなといつも感じます。
あれって、あそこまで運ぶ人件費や運搬代にコストがかかるから?
それもそうだと思いますが、私が感じるのは提供してるサービスが街中と違うということです。
ハイキング・コースを最後まで歩いて、喉はからから。
そんなときに飲む水の価値は普段飲んでるときとは明らかに違います。
それを提供することで街中の自販機とは違う対価を得られてるということです。
ビジネスとして考えれば、その山の中、ハイキング・コースの頂上になぜ自販機を置こうと思ったのか?
その自販機の会社の提供したいことがわかってきますよね。
高いものがいいとは限らない
例えばサンマ。
毎年サンマのシーズンがくると、その年の水揚げ量が注目されます。
水揚げ量の豊富な年はサンマも安く、とても美味しいです。
サンマがたくさんとれるときは餌のプランクトンも豊富で、サンマがたくさん餌を食べて、丸々太ったサンマがたくさんとれます。
でもプランクトンの少ないときは餌が足りず、サンマも十分な栄養をとれず痩せ細っています。
このときのサンマはすごく高いです。でも痩せているし、栄養も十分とっていないので美味しくないです。
でも世の中の一般的な希少価値からいえば、このときのサンマはいつもより高いから美味しいはずというイメージを抱いてしまいがちです。
上のお水の話では、散々歩いて景色の良いところで買ったミネラル・ウォーターは普段より高くても格段に美味しく感じる人が多いはずです。
しかしサンマの場合、普段より高い値段を払って買っても美味しく感じる人の方が少ない気がします。
それでもいつもより高い値段で売れるのは、水揚げ量の少ないときでもサンマを食べたいと思う人に食べさせてあげると言う価値を提供してるからです。
時代が変われば価値も変わる
私の世代だとレコード、そして少しあとがCDの時代でした。
CDが爆発的に売れていた時代があります。
いま思い出してみると、だいたいの人の部屋にはCDラックというものがありました。
一つのインテリアですね。
そのCDラックがスカスカでは見ためがお洒落ではないんですね。
とりあえずCDである程度うまってるとお洒落でかっこいいわけです。
CDはバカ売れしました。
CDが聴くものから部屋のインテリアとしての価値を提供している時代でした。
いまではCDも限られたところへ行かないと買えませんし、知り合いの家へ遊びに行ってもCDラックは見かけません。
お金をもらうこととは
冒頭にも言いましたが、単純に労働の対価ではなく、提供した価値の対価がお金を稼ぐということです。
上記の話などを参考にして考えてみて、そのへんのことが理解できてる方はたぶん会社勤めでも、自分で商売をしていても、たくさんお金をもらってるはずです。
世界の大きな企業は常にそういうことを考えています。
お客様にどういうことが提供できるか、提供の仕方をどういう方向にずらせるか、どういうシチュエーションで提供するのか、etc.
言ってみればお金を稼ぐコツみたいなものでしょうか?
牛丼チェーン店の牛丼と、一流の和食店の牛丼の値段が違うのは、もちろん材料やサービスも違いますが、提供してる価値が違うということです。
最後のまとめ
何度も言いますが、自分がもらってるお金というのは、労働に対する対価ではなく、提供した価値に対する対価だと認識すると良い。
ここを意識すると、自分がやってるバイト、仕事、自営業、事業、etc. で得ているお金は、自分が提供してる価値にふさわしいかが見えてくる。
ここを意識するだけで、同じバイトや仕事でも結果がずいぶんと変わってきます。
自分がお金を使うときにもただ高いなとか安いなではなく、なぜこの値段でこんなに売れるのだろう?
どうしてこの場所でこの商売を?
このサービスの価値はなんだろう?
自然と考えるようになるはずです。
自分も含めて世の中の人間は、提供されたものに価値があれば嬉しいし、価値がないと残念に感じます。
それをふまえて生きていると、色々なチャンスが見えてくると思います。
今回はこれくらいにしておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おわり。