こんにちは、J.C.です。
今回は自分の経験からシングファザー やシングルマザーが実際どんな風に恋愛や結婚について考えてるかをお話していきたいと思います。
まず僕自身はシンパパ 歴18年ほど、息子が1人、すでに成人しています。
僕が結婚したときは子どもはいなくて、結婚相手の女性がシンママでした。
独身子どもなしでシンママと結婚して、現在は自分がシンパパ です。ややこしいですね、わかりますか?(笑)
シンママと結婚をして、後に2人の間に子どもができ、その後離婚をして、シンパパ になったと言うことです。
離婚の際には2人の間にできた子は僕が引き取り育てました。元々の彼女の子は彼女が育てました。
書いてしまえばこんなもんで、簡単ですが、とうてい書きあらわせない複雑なことがたくさんありました。
その辺を短くわかりやすく説明していきますので、似たような恋愛をしていて、結婚を考えてるシンパパ ・シンママの参考になれば幸いです。
一番大変なのは子供たち
3つのパターンがあります。
- 子なしシングル男性とシンママのカップル。
- 子なしシングル女性とシンパパ のカップル。
- シンパパ とシンママのカップル。
このタイプの恋愛では必ずどちらかに、又は双方に子供がいます。
なのでどのカップルも一長一短では上手くいかない大変なお付き合いになることは覚悟された方がよいと思います。
やはり一番大変な問題になるのはどちらにお子さんがいても、または双方におられても、そのお子さんとの接し方です。
どんなに真剣に考えて、どんなに2人で話し合っても、話すのと実際にお付き合いや結婚するのとは全く違うってことです。
中学生や高校生ぐらいになるとまた違うけど、それ以下のお子さんたちは、親に楽しくいて欲しいと思う気持ちから、不思議と恋愛に協力的になります。
でもそれってね、子どもの本音ではないんですよ。
大きいお子さんならまだ色々な選択肢も出てきます。
小さい子は、ましてや片親の場合、無条件にそのお母さんやお父さんの言うことを聞くしかないんですよ、生きていくためには。
小さいお子さんは大人が想像するよりはるかに色々なことを考えてます。
当人同士よりもまわりが
お付き合いをするようになって真っ先に感じるのは、相手や自分の親、兄弟、友達が2人に対して興味津々ってこと。
そしてお互いが住んでる地域の方々も段々と興味を持ちはじめます。
なんだか芸能人にでもなったかのような注目度です。
そしてこういう感じに慣れてくると、なんとなく「家族」を意識するようになります。
いや、正確には「家族」を意識させられるようになるって言った方が正しいかも。
近所の公園で知り合いにあったり、ファミレスで知ってる人がいたり、映画館で友だち夫婦にあったり、etc. なんとなく家族ぐるみのお付き合いのようになってきます。
旅行などに行くともう完全に家族です。
自分は誰から見てもお父さんに見られますし、お父さんとして扱われます。
僕たちも完璧に家族に見えるんだね〜なんて言ってよく彼女と喜んでいました。
でも実際はそんなに簡単に家族になんかなれませんよ。
まわりのそういう言動にかなり惑わされてしまうのが子持ちカップルの現実だと思います。
そして冷静な判断が2人でできなくなることの始まりです。
結婚してからが本番
そして僕の場合は何年かお付き合いをして結婚しました。
たぶん僕も彼女もきっと大丈夫、もう誰から見ても家族じゃん!?ってなっていたと思います。
しかしながら現実の結婚生活はそれまでの結婚ごっことはあまりにもかけ離れていました。
嫁さんの方の家族と同居して欲しいと言う話や、子どもを養子縁組にして欲しいと言うこと、色々な話がどんどん出てきました。 ((((;゚Д゚)))))))
どれも結婚前に真剣に話し合っていたころには出たことのない話ばかり。
こう言う例は非常に多いと思います。
お子さんがいるカップルはお付き合いの段階で何度も何度も色々なことを確認した方がいいと思います。
気になってることはうやむやにしておいては絶対にだめです。
独身同士の結婚と違い、何かすごい責任感みたいなものを背負っての結婚、なんとか上手くやらなければと言う気持ちがものすごいプレッシャーになります。
比較する対象ができてしまうと
なんとかケンカしながらも毎日を必死に持ちこたえていた夫婦。
心身はつねにくたくたでお互いピリピリ感がハンパなかったです。
そんなある日、子どもを作ろうと言われます。これも予定にはない話でびっくり。
僕が結婚前に話た大事な話の中で一番回数を話た事柄です。
結婚するんであれば子どもは作らない方が良いと僕は思っていました。
それは僕自身が母子家庭で育っていたからです。
幼い頃から複雑に育った僕は直感的に、父親の違う子や母親の違う子は作らない方が良いと昔から感じていました。
嫁さんの両親もくわわり、何度となく説得されました。僕が根負けする形で子どもを作ることになりました。
子どもが生まれて、一瞬幸せな生活が始まったかのように見えましたが、実際は違いました。
夫婦のより一層たいへんな日々のはじまりだったのです。
負のスパイラルに落ちて必死にもがく亭主と嫁という感じでした。
もはや2人は自然に接することすらできなかった。
そしてなんとなく僕が直感で感じてたことが当たってしまいます。
2人の子どもを見る目が違う。2人に言う「おはよ〜」が違う、と言う軽いジャブからそれははじまりました。
仕事から帰って軽くビールを飲んでると、ねぇねぇ、もし2人が溺れてたらどっちを先に助ける?なんて質問を毎日されるようになりました。
どこへ出かけても、何をしていても、そう言う負のスパイラルの中にいつもいました。
やがて上の子は下の子をいじめるようになりました。
もう心身ともに僕らは限界でした。このままではお互い病気になってしまう。
そして悩んだ末に僕らは離婚という道を選んだのです。
今ふりかえっても、この決断が正しかったと思います。
経験したからこそ言える答え
僕の正直な意見を書きます。僕の個人的な見解なので、みなさまに当てはまるとは決して思いませんのでご勘弁ください。
どちらかにお子さんがいる結婚、双方にお子さんがいる結婚は正直かなり難しいと思います。結論から言えばやめた方が良いです。
考えてみてください、そもそも子どものいない普通の結婚でも男女は難しいんですよ?
それでも上手くいかないんですよ!? そこに子どもがくわわれば、難しさは何倍にもなります。
結婚前の家族ごっことは完全にわけが違います。相当な覚悟と責任感をもって結婚しても、大変です。
ここでは書けないドロドロな、綺麗事ではない部分もたくさん出てきます。
それがシンパパ やシンママの結婚です。
もちろん僕の知り合いのご夫婦で、こう言う形の結婚で幸せに暮らしてる方々は何組かはいます。でも世の中には少ないと思いますよ。
上手くいってる夫婦に言える共通点は、経済的にかなり裕福だと言うこと。
そう言うご夫婦は、恋愛の延長線上の結婚ではなく、きちんと契約のような、仕事のようなスタンスで家族をしてるってのが僕から見た率直な印象です。
今でも元妻と食事をしたり、映画を見たり、コーヒー飲んだりってことがちょくちょくあります。子どもを交えてのときもあります。
今は2人でよく言います、これでよかったねと。あの頃はキツかったよ〜って。(笑)
結局は一番傷つくのは子どもだから。子どもたちが傷つくのを最小限に抑えられたのはよかったと思います。
子どものいる結婚や離婚は本当に大変なことなので、結婚を考えてるカップルはいまいちど真剣に話しあってみてください。
誰かに頼りたい、誰かといる安心感、家族をもちたい、経済的に楽になりたい、etc. 気持ちはすごくわかります。
ただどんな形であっても、1人で子どもを育てることになったのであれば、それに全力を投じて、結婚はせずに、
1人で育てた方が僕は良いと思います。
何よりもお子さんにとってはそれが一番幸せだと思う。大変でしょうがシンパパ ・シンママの皆さん頑張りすぎないで、でもへこたれない精神で子育てを楽しんでください。
もし僕が過去に戻れて、シンママとお付き合いするなら、こんな感じのことを考えてお付き合いをすると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おわり。